今年も残すところあと1ヶ月ということで、TSUKURI-BAR(ツクリバ)を総括してみたいと思います。
それにしても1年って、あっという間ですね。あっという間を略してATMと言いたいくらいあっという間です。
さて、14回もやっているとだいたいパターンが見えてきて、参加者の7割がリピーター、2割がはじめての方だったりします。残りの1割は当日キャンセルの方で「せめてご連絡だけでもいただけたら助かります」という事務局からのお願いです。
2年前にスタートしたころは毎回参加者が総入れ替えになるくらいが楽しいのでは、と思っていました。隔月開催で同じ人に会うのも2ヶ月ぶりとはいえ、そうたくさん新しい話題が出るようには思えず、交流の場としてマンネリ化することを不安視していたからです。
ただ実際にリピーターさんが増えてくると、案外居心地がいいというか、事務局視点でも参加者視点でもこれはこれで悪くないと感じました。
というのも、よほど親しい友人でもない限り、なにか具体的な動機や目的がないと会うことってないと思うんです。お店だったら買いに行く、食べに行くってなりますが、お店をやっている人の方が珍しいので、気負わずに会うためには別のきっかけが必要になります。
そんな意味で、TSUKURI-BARはちょうどいいきっかけになっていると考えられ、住宅街の公園のように変わり映えのないイベントであっても、続ける必要性があると勝手に実感しています。この辺は2回、いや3回以上参加していただいている方なら「そうね、そうなのよ」とウンウンうなづける話ではないでしょうか。
ということで、来年もまた参加してくださいね。3回目から一段と楽しくなりますから。
事務局としての振り返りはこのくらいにして、個人的に気づいたことを正直に書きます。
以前、とあるテレビ番組で秋元康さんがこんなことを言ってました。
「スターとは、深読みしたくなる人」
作詞家、放送作家として数々の名作を世に送り出し、AKBという国民的アイドルグループをプロデュースしていることを差っ引いても、この言葉は強く印象に残りました。
とことんゆるく集まっているTSUKURI-BARにも、つい話を聞きたくなる不思議なオーラをまとった人というのが少なからず来ていただいてます。
誰とは言いませんが、聞けば聞くほど人間としての奥深さが感じられ、楽しい時間を過ごせると同時にまた会いたいと思うわけです。
どういう仕事をしているとか実績とかまったく関係なく、なぜか好奇心をくすぐられ、あらゆる角度から質問攻めにしてしまいます。
面白いのはいわゆるスゴイ人、エライ人、頭のいい人が必ずしもそうではなく「あれ、大丈夫かな?」と思わせてくれる人の方が深読みの対象になりやすいことです。
たとえば、饒舌かつ一方的に自分の話をしてくる人はハマりにくく、さっきの話でいうと2回目、3回目はなかったりします。長話に耳を傾けているだけで疲れるし、記憶にも残りにくいんですよね。困ったことに。
もちろん、スター発掘ばかりが目的ではなく、TSUKURI-BARではいろんな出会いと楽しみがあるわけですが、ここ最近はそんなことを考えながら人と接しています。
で、深読みしたくなる人に会うたびにこう思っています。
生まれ変わりたい、と。
とりあえず来年いい報告ができるように、もう1ヶ月頑張りましょう。頑張ります。